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多読のはじめ方

AIチャットの使いどころ

多読では、分からないものをそのままにして読み進めます。とはいえ、放っておくと先で読めなくなる分からなさもあります。その線引きが、そのまま聞くかどうかの目安になります。

開かれた本のとなりに置かれたノートパソコンと、お茶の入ったカップ

この記事のポイント

  • 分からなさには、放っておけるものとそうでないものがある
  • 単語を全部知っていても、文の形でつまずくことがある
  • 聞くのは読み終えたあとでいい

放っておける分からなさと、そうでないもの

多読の原則は、分からないところで止まらないことです。知らない単語があっても、話の筋が追えているなら先へ進みます。

ただ、分からなさにはもう一種類あります。単語はすべて知っているのに、文としての意味がつかめない、というものです。

こちらは飛ばすと、たいてい先で困ります。話の向きを取り違えたまま読み進めることになるからです。前者は放っておけますが、後者はどこかで解いておく必要があります。

見分けるのは、そう難しくありません。読み終えたあとに、話の筋を自分のことばで言えるかどうかです。言えるなら、途中の分からなさは放っておいて正解でした。言えないなら、どこかで向きを取り違えています。

単語を全部知っていても、読めない文はある

意味の取れない文をよく見ると、原因が単語ではないことがあります。長い主語がどこで終わるのか。どの語がどれを説明しているのか。そのままの意味なのか、裏があるのか。

辞書はこういうときに答えを持っていません。一語ずつ引いても、文の形は見えてこないからです。

かといって、文法書を開いて該当箇所を探すのは、読書の途中にやることとしては重すぎます。結局そのまま流すことになりがちです。

その文について、その場で聞く

Randoku の AIチャットは、この隙間のために置いてあります。いま読んでいる文について、そのまま質問できます。

  • この文がどう組み立てられているのかを説明してほしい。
  • もっとやさしい英語に言い換えるとどうなるのか。
  • この言い方は、どんな場面で使われるのか。

文法の呼び名を知らなくてもかまいません。「どこで切れるのか分からない」と書けば、そこから話が始まります。分からなさをうまく言葉にできないまま聞けるところが、文法書や検索との違いです。

違いはもうひとつあります。検索や文法書は、こちらが読んでいる文を知りません。似た例文の説明にたどり着けたとしても、いま目の前にある文がその形なのかどうかは、自分で判断するしかありません。

その判断ができるくらい分かっているなら、たいていは困っていない、ということです。文そのものを渡して聞けると、この行き止まりがなくなります。

聞くのは、読み終えたあとでいい

気をつけたいのは、聞ける場所があると、つい聞きすぎることです。一文ごとに解説を求めながら読むと、多読ではなく精読になります。読む量は落ち、話の筋も途切れます。

順番を決めておくと迷いません。まず最後まで読む。引っかかった文はそのままにして先へ進む。読み終えてから、まだ気になっている文にだけ戻ります。

読み終えてみると、気になっていた文の多くは、その後の展開で解けています。残るのはひとつかふたつです。そこにだけ時間を使えば十分です。

聞き方そのものが、読む力になる

質問を書くには、自分がどこで分からなくなったのかを、自分で見つける必要があります。単語なのか、区切りなのか、話の向きなのか。

これを続けていると、だんだん聞く前に見当がつくようになります。聞いた回数よりも、聞く前に切り分けた回数のほうが、読む力として残ります。

返ってきた説明を、その場で覚えようとしなくても大丈夫です。次に同じ形の文が出てきたときに「前にも聞いた気がする」と思えれば十分で、そこからもう一度確かめればいいのです。

単語と同じで、文の形も一度で身につくものではありません。何度か出会ううちに、聞かなくても読めるものが増えていきます。

まずは1本、読んでみてください。

アプリでの操作は 使い方ガイドの プラン にあります。

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